新しくゲットした本達の感想

またまた何冊か買って来ました。

それも以前から見たかった八犬伝。(試し読みの時点で良いなと思ってたのですが最初書店に無かった…)

1~3巻全巻買えました。

書店のお姉さんに「八犬伝ありますか?」って聞いた時無かったから取り寄せてくれてたみたいです!!ありがとうお姉さん!めっちゃ好き!!

5冊以上買ってたら知らない男子から「うお!すげえ!ほら見ろよ」って言われました。ちょっと男子ィ~って奴ですね(^_^;)

これこれ、知らない子にその言い方はちょっと無いぜ。見せもんじゃないぜ。

馬鹿にしている感じでも無いのでただ単にそんだけ買ってる人をあまり見たこと無いのかもね。驚かせたのはすまんかった。

今夏休みだし本屋さんで結構小学生にからまれます。

低学年の子は手を振ってくれるし、高学年の子は謎理論で近付いてきますねΣ(・□・;)

夏休みじゃなくても「今日の給食どうだった?美味かったよなぁ?」と何故かごり押しされたこともあったっけ…

??と思いましたが三人くらいの男子だったのでまぁ…とりあえず話を合わせておくかと「お、おう。そうだね…」と言うと「だよなーほらそうだって!」と言って「サンキュー」と笑って去っていきました。

何だったのか…同意が欲しかったのかクラスの子に似ていたのか…

でもそんな毎日が面白かったりもします。

嫌な言葉じゃなければ話しかけてくれようとするのは良い方だよね。


・八犬伝1~3巻

そもそもこちらの本を買おうと思ったのは朝小で連載されていた(新聞取っていなかったのでリアルタイムではなく電子書籍で見ていたのですが)八犬伝の漫画がきっかけです。

それが残念ながら諸事情で連載が終わってしまって…続きが読みたいと思ったんですよね。

一番気になっていたのは信乃と浜路の恋路でした。

もちろんざっくりと結末は知っていました。八犬伝は有名ですから。

何度もリライトされ、本も各所から出ているのでどこの出版社から見ようかと思っていたら好きな文庫さんで出てるじゃん!と見つけることが出来たんですよね。

青い鳥文庫さんは個人的に児童書で一番読みやすい文庫さんだと思っています。一番物語がすっと入って来るんですよね。

物語の読ませ方が上手いというか、わくわくするものを取り扱っておられるというか。

私が好きな夢水シリーズやパスワードシリーズや怪盗さんのだと分かりやすいですよね。

以前からあるシリーズは謎や冒険や恋に強い感じで今は恋とか学園ものに力を入れておられる感じかなと思いました。あとアイドルのも良いなと思います。

どれも面白いですよね。

野イチゴさんは少女漫画っぽい感じ、つばさ文庫さんはオールマイティーだけど恋と勉強が強いという感じ、みらい文庫はホラー、恋、時代物が強い、キミノベルさんは夢いっぱいと日常に強いという感じで各レーベルの良さもあり、他の文庫さんも買いますがやっぱり一番好きだなぁと思うのは小さい時から見てるからもあると思いますね。


1巻は信乃と浜路と荘助の出会いの話。

三人ともしっかりしていて、子どもながら自分の立場が分かっているというか教養があるというか三人で結束している感じが素敵でしたね。

この時代の子の方が時代性もあるのかしっかり者が多いイメージ。

(もちろん今の子もしっかり者は多いのですがなんていうか戦がある時代は特にということです。)

朝小の方の八犬伝もそれがありつつもオリジナリティが光っていて良かったんですよね。

というか嫌がらせが如実だなぁと。

もちろん三人とも何か悪い事をした訳ではなく、浜路の仮親の信乃への嫌がらせなんですが。

いくら信乃が気に入らないからってやり過ぎで大人気ないなーとは思いますが。

それでも前を向いて未来を夢見ている所は良い意味で大人で良い意味で子どもが共存してますね。

2巻は様々な仲間が出てきて、いよいよ敵が色々と出てきます。

個人的にはいつ見ても浜路のシーンは辛いです。

ヒロインぞ?

しかも何も悪い事はしてないのに、ただ信乃のことを想っていただけなのに辛いなこれは…

兄と出会うのなんて一瞬だし…

だけどそれだけで終わらないのがさすが児童文庫さん!

救いがありました。

多分原作ではその設定よりもう少し辛い展開だったのに、本人の意識のまま時をさかのぼって生まれ変わらせるという偉業を成し遂げてくれました。

原作では浜路と浜路姫の違いにもやっていたのですが時をさかのぼって浜路として生まれ変わったのなら救いはあるよね。

そのままということだし。

荘助の苦悩も伝わってきました…ほんとどの作品でも苦労人だよね…頑張れ…!

3巻は仲間と結束して敵を倒すことが出来ました。

玉の力が必要無い時代はすなわち平和ということで…

これは今の時代にも言えますよね。

どこの世界でも平和で居て欲しい。

原作ではくじで姫を決めていたのですが本作では自分の意思で信乃が偉い人に願ったのは嬉しかったです。

より信乃の芯の強さと浜路への一途さが際立っていて好感度マックスだよ…!!

これが見たくて本作を買ったのでこれが見れてすごくすっきりしました。

朝小の続きもいつか見れたら良いなぁ…!とここで願っておきます。


・イケバナ男子1巻

この本のレビューを見て購入を決めました。

つくもようこ先生の文章はこの思春期の揺れ動く感じ、明るく軽いノリ、友達とのやり取りなども良く表していました。

ああ、あったよこんなこと、こんな子っていうのをすごく上手く取り入れていらっしゃるの素晴らしいですね…!

主人公の子、つぶらちゃんが部活に入る理由も明るく軽いノリだったりするのですが(そしてその相手にばっさりとされていたのは可哀相でも納得)徐々に部活への情熱みたいなのが芽生えていったのが良かったですね。

つぶらちゃんの友達の日千花ちゃんは友達にしたいタイプだわ~

穏やかだし自分の好きなものちゃんと持ってるタイプで、始めキャラ紹介を見た時はこの子が方言タイプなのかと思っていましたが(おっとりしてそうなので)意外や意外活発そうなつぶらちゃんの方が方言あるのですね。それも可愛いですが。

でも方言っていっても昔の人よりはマイルドなんですよね。(それは作中でも触れられています)

方言が入っても分かる時は分かる様な。


そしてつぶらちゃんの場合、結構ズバズバ言うタイプなので嫌がらせを受けないかハラハラしているのですが、今の所先輩のツッコミ以外は無さそうで良かったです。

つぶらちゃんの友達?ポジがは分かりませんが一人怪しい子は居ましたけど…

つぶらちゃんいわくあざとい女子。

知らぬうちに何かやらかしちゃいそうな少しやばそうな雰囲気。

案の定好きな人がつぶらちゃんに告白してきたかどうか遠回しに聞いてきて…う~ん

このノリ苦手だな…自分でいけば良いのに、わざわざ女子の方に言ってくるのはずるいというか。

だけどそれ以外は自分が部活に誘っても来なかったのを気にしている中学生女子らしい一面ものぞかせる子でした。

それを言ったってことはつぶらちゃんのことは嫌いじゃないのかな。

それは良かったですがこの子ちょっとこじれてますね…?

つぶらちゃんみたいにズバッと言えて行動出来る子、日千花ちゃんみたいにいつも穏やかで優しい子ばかりではないからな…

彼女が一番中学生らしい…のかな?

生け花でつぶらちゃんはやらかしちゃったけどチームワークで何とか乗り切ってほっとしました。

先輩が言っていた様に初心者あるあるなのかな?この事態は。

次回は先輩との距離を縮めたいとのことで頑張れ!つぶらちゃん!!

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